9日目。
すでに、無事に帰国の報告はさせていただきましたが、帰国前日の様子を報告します。
この日は1日プレゼンの準備になりました。朝は、ストレッチ・体操から始まりました。強制ではなかったのでこれまでの疲労から各自で体調の管理を行い、全員は参加しませんでした。その後、第2回朝飯前の農業体験を行いました。敷地内にあるグリーンハウスで栽培しているイチゴ摘み、レタスの収穫、トマトの苗木の移植を手伝わせていただきました。イチゴに関しては、日本のいちご狩り農園の方々のいちごの栽培量がすごいな、と感じました。しかし、朝食で摘んだイチゴを出していただきましたが、自分たちが収穫したというのとオーガニックというので、かなりおいしく感じました。その後、午前中に、ベニートさんからカユマンギーの目標や理念、共同経営者(奥様)から、フィリピンの国のことや、オーガニック食材の良さや必要性を説明していただきました。
実は、最初からサポートしてくださっていたぶんさんがお昼で帰国するということで、円陣を組んだので、中心で360°カメラで撮影するため、この中に入ったところ、生徒が

「召喚‼‼‼」

と言って撮影された1枚です。日本から召喚されたようです。
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Daila Farmは、このようなGK Farmとは違ったのどかな、静かなところです。このDaila Farmはできてから1年ほどの新しいところで、ベニートさんはこの2月に移ってきたそうです。レストランと、宿泊部屋とここに住む方々の家が数棟、野菜の栽培と豚を飼っていました。これからどんどん発展させて、GK Farmのように、スラムの方々にたいして、入る方々に仕事と家を持ってもらい、自分の力で歩き出していこうとする人たちをサポートしてこうと考えている、と教えてくださいました。
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レストラン兼MoG活動の場です。
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朝のストレッチ&瞑想です。ベニートさんはほぼ毎朝行っているようです。1人足りないのですが、後ほどもう1名の様子が。。。そして、メンバー6人で農業体験を行いました。イチゴを摘んでます。
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こちらはレタスの収穫。収穫したものを持つ容器は、バナナの葉を丸めたものです。とてもおしゃれです。
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レタスとバナナの葉のブーケだそうです。
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こちらは、熟れてしまったので飼っている豚の餌にするそうです。おいしそう。。。
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土を砕きつつ、トマトの移植です。なかなかFarmingも形になってきたメンバーたちです。
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水やり少年。妙に似合ってました。
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作業が終わって朝食に向かうときに、ベニートさんが「家のところにぶら下がってるバナナを持って行っていいよ」、ということでみんなでいただきました。
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朝食の時間でも出てこないメンバーを心配して、ベッドを見に行くと。。。
起きたら、ちゃんと元気で安心しました。
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朝食です。とても、とてもとてもおいしかったです。
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そして、自分たちで収穫したイチゴも出していただきました。
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朝食後、採集プレゼンに向けたミーティングです。コンセプトやその商品のストーリーなど、情緒面でのブランディングを仕上げていく道筋を確認しています。
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ベニートさんからカユマンギーのお話をしていただきました。カユマンギーとは、フィリピン人の方々の肌の色のことで、フィリピンに対する強いが伝わってきます。カユマンギーの目標としては、フィリピンの人たちにオーガニックの食品を通して健康状態をよくしていくこと、農業を通して貧困層の方々が少しでも自立した生活ができるようにしていくこと、そしてフィリピン全体が自信をもってもらこと、という3点を掲げています。
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こちらはカユマンギーで一緒に働いている方で、もともとスラムで生活されていた方です。あるときにGK Farmの英語学校の先生にならないかという話を受けて、英語の先生をやったことないしできないと不安だったようですが、3か月の無料の研修をうけて晴れて英語学校の英語教師になられたそうです。生徒たちが前日までいた英語学校で、つい最近まで働いていたようです。(そのため少し日本語が話せました)
この方が、なぜカユマンギーで働いているかというと、英語の教師として働くうちに、自分が本当にやりたいことに気が付いたそうです。フィリピンの他の人たちに、よりよい生活を送っていくにはどうしたらよいか、そのためにどうやって農業をするか、それでどう生活するか、ということを教え広めていくということだったそうです。2日目に訪れたスラムのイメージが思い起こされて、心を揺さぶられました。
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この方が共同経営者(奥様)です。体に良い食材、オーガニック食材のことに精通されており、実際に食事を拝見すると、オーガニックの野菜・フルーツと大変健康的でした。健康に対する情熱を感じられるお話をしていただきました。
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このあと、昼食をとり、ぶんさんが帰国されました。この時の写真をPCに移すタイミングで操作を誤ってしまい、消えてしまいました。。。
昼食の時に、夕食は「ボンファイアー」しよう、といわれていましたが、本当に準備をしてくださいました。外で炎を囲んで食事をしたり、カホンと筒状の太鼓(名前がわからずすみません)、ギターの演奏とともにみんなで踊ったり、大変楽しいものになりました。当初の予定にはなかったようで、本当にサプライズでやっていただきました。食事に関しても、「シェフ」と呼ばれている方が作ってくださっているのですが、とにかく美味しい‼この「シェフ」、フィリピンのテレビ局が取材に来るほどの有名な料理人の方だそうです。フィリピン国内の島や部族ごとの特有の食事を調べ研究して、今風にアレンジして広めていくということをされている方だそうです。料理研究家ということになると思いますが、流石!としか言いようのないほど食事がおいしかったです。
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こちらの右側で肉を切っているのが「シェフ」です。
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カホンをたたいてみました。楽しかった。feat.TK(緑シャツ)
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楽しいひと時のわりに、アッと過ぎずにとても楽しい時間が長かったように感じました。また、この時間が、参加された方の心に強く残り、出発前に泣かれるほどの感謝をされました。写真には写っていませんが、少し年配の女性がいらして、お子さんをなくされたそうで、それから笑えなかったそうです。でも、この時の食事とダンスで、生徒も楽しそうにみんなで踊ったり演奏したりしているのをみて、一緒になってリズムに乗って楽しい気分になって久しぶりに笑うことができた、と泣かれてお話していただきました。このDaila Farmに来てくれて本当にありがとう、と何回も言われました。(生徒はこの話は知りません)
確かに、今回のメンバーはみんな、物おじせずにとにかくどんなことにも挑戦するし、楽しむときも本気で楽しんでいました。そんなメンバー全員の姿勢が、心に届いたようで、この7人の力はすごいな、と尊敬しました。
美味しく楽しい食事の後は、最終プレゼンに向けた追い込みです。それぞれiPadと格闘しながら、今までの取り組みをすべてベニートさんに余すことなく「伝えきる」ために、必死にプレゼン準備をしていきました。
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途中コーヒーを入れていただきつつ、最後のメンバーが布団に戻ったのは午前3時30分でした。
いよいよ最終日。プレゼンは成功したのか。。。