中学サッカー部がブロック大会進出をかけてトーナメント1回戦に臨みました。
相手はHグループを1位で通過した椚田中です。
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先制点を許すも追いつき、お互いあと一歩のところで決めきれず1-1のまま引き分け、PK戦に突入。
DCIM0589DCIM0590

PK結果2-4で残念ながら1回戦敗退となりました。

中学3年生は中体連主催の大会が終わり、ここで引退となります。

思い起こせば3年生が1年生のとき、人数も少なく試合に出れるのが当たり前の状態でした。
新入生が入ってきたり、他のクラブから入ってくる生徒がいたり、クラブチームを辞めて入ってくる生徒がいたり。
気が付けば最後の大会に登録した選手は26名。
ベンチ外の選手がいることなど今までにはありませんでした。
当然、競争が生まれ、悩み苦しみながら、しかし共に高めながらどんどんうまくなり、チームとして成長していきました。

試合終了のホイッスルが鳴ったとき、3年生のほとんどが涙を流していました。
その涙はW杯で負けたナショナルチーム選手が流す涙と同じ意味を持つ涙です。
あと少し走ることができれば
あの時シュートがうまく打てれば
ボールを取られなければ
多くの思いが溢れ出し、その思いは応援している保護者の方たちにもしっかり伝わっていました。

試合中は顧問がピッチの外から叫ぼうが怒鳴ろうが、プレーしている選手たちが話し合い、ベストを尽くして勝利を目指すというPBLの場です。
このチームが9年ぶりの予選突破を果たし、ブロック大会まであと1歩のところまでいくことができたのは、競争というものだけでなく、自分たちで比較し、抽象的なものを具体化することができたからこそだと思います。

怒られながらも大人数になったチームをまとめ、常に声を出しチームを鼓舞し続けてくれたキャプテンをはじめ、様々な場面で数分前の自分から成長したプレーを見せてくれた選手たち、出ることができずとも全力でチームの勝利を願って応援し、悔しさを抱えながらもチームというものを考えてくれた選手。
そんな3年生たちを誇りに思います。

3年生はここで引退になりますが、長いサッカー人生を考えればまだまだ通過点です。
附属だからこそすぐに高校の練習に混ざることができます。
今日の先輩たちの涙を見た後輩たちが、また新たな思いを胸に頑張ってくれると思います。

この3年間で培ったものを次のステージに繋げ、さらなる成長を遂げてください。

これからも中学サッカー部をよろしくお願いいたします。
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